いよいよ秋が深まってきましたね。
台風も次々とやって来て、気が気ではないこのところです。
さて、10月20日(日)
くいしんぼ探検隊は親子対象に「寒天で作るおやつオレンジかん」にチャレンジしました。
秋なのに夏っぽいおやつだからどうかな?と心配をよそに、
写真の通り、21名の子どもとお母さん12名、大勢の参加でスタッフもびっくり!
寒天を初めて見る子どもたち、はじめて使うお母さんたち、水にふやかせた時の手触りや溶かした時の変化に、目で見て、手で触って、食べてみて、五感を使って、食べ物の不思議を探検しました。
では、写真と一緒に報告を・・・・
今回の講師は初めてお願いする百々さん。小学校のお菓子クラブでおかし作りを教えておられます。
くいしんぼ探検隊のスタートは絵本を読むことから始まりますが、今回はちょっと違うはじまり方。
それぞれのテーブルの上においてある見たことのない白っぽい半透明の棒。
そう、これが今回の主役の寒天です。・・・寒天って、もとは天草という海草からできてるんですよ
「寒天はじめての人?」にほぼ全員が手を挙げる。
先ず、棒寒天をお水のお風呂に入れてあげるところからスタート。
こうして、30分ほど寒天をふやかします。
ほらほら、珍しいものをさわるときって、楽しそうでしょ。
それから、いつものとおり、絵本をひとつ読みました。
絵本を読むと気持ちが落ち着いて、次の作業が集中しやすくなるんです。
今回読んだ本はこんな本
秋らしくて かわいい えほん
小さな子ども向けですが 大きな子どもも大人も気もちが柔らかくなる絵本です
デモンストレーションで全行程をいっきに見ます。しっかりおぼえられるかな?
先ず、オレンジを絞る。半分に切るのも自分で包丁を使って切ってみよう!3才さんももちろん!
絞ったオレンジ果汁はおいといて、今度は寒天を煮溶かします
という風に、仕上がるところまで、すべてみて。。。。。
さあ、みんなやってみよう!
自分のテーブルにレッツゴー!
初めて包丁をつかう小さい子どもは大人が手をそえて。
包丁の順番を待っている子たちのおそるおそるな表情!!
オレンジを絞るのは意外に難しい!
搾った果汁を計る。100ccになるようにお水を加えます。
オレンジの皮の方は器にするので、中をきれいにスプーンでおそうじ
今度は戻した寒天を手で小さくほぐす
ほぐした寒天はお水と一緒にお鍋で溶かします
火を使うから慎重に!
3才さんもやる気満々!
「時計の長い針が2回まわったら火を止めるよ」 向うの時計を指さしてママといっしょに確認
火を止めたら、オレンジジュースをいれま~~す(^O^)/
まぜて
オレンジ皮のカップに注いで・・・・
しばらくそのままに・・・・・・
その間にちょっとだけお片付け
10分ほどで できあがり!!
こんなにおいしそうにできました!
寒天液って室温で固まるんですよ。なので手軽ですよね。
それから、寒天は海草からできているので食物アレルギーの心配がありません。誰でも食べられます。
かたまり方がゆるい子どもがいましたが、♪寒天液が沸騰してから2分以上煮る、♪固めている時にはさわりまわさない、これがポイントだそうです。
お家で作るときはここを気をつけてね。
今回は親子を対象にしたので、お母さんが大勢参加されました。子どもと一緒につくったら、こどもが意外にできることが分かったり、お母さんにも発見があったかもしれません。
親子で一緒につくるのって楽しいですね。
出来上がりの試食では、あっという間に食べ終えてしまう子や、
お家の方にお土産に持って帰るように大事にタッパーに入れて帰った子もいましたよ。
お上品な食べ方をする女子に「どうしたの?」ときくと、「いつもはオレンジがきらいやねん」、そういいながらも今日は食べられると自分の作ったものを大事そうに食べる光景も。
また、お片付けの食器洗いを率先して頑張る頼もしい姿も見られました。
大勢で体験するといろんな刺激がありますね。
子どもたちには、家や学校ではない場所で、いろんな体験を重ねてほしいと願っています。
くいしんぼ探検隊の次回は12月15日、今度は毎年恒例、手打ちそばをつくりますよ~。
レベルの高い体験ですが、意外にも小さいお子さんでもできるものです。ぜひ、ご参加ください。(詳細は後日にチラシやブログでお知らせします。)
感想から一部紹介
こどもは・・・
☆みかんをしぼるのがたいへんだった。おれんじかんがおいしかった。おもったよりつくるのがむずかしかった。おれんじかんをつくってよかった。(6さい)
☆寒天をはじめて使って楽しかった。(9さい)
☆みかんのわたをとるのがたいへんでした。(8さい)
☆おいしかった。うれしかった。(7さい)
おとなは・・・
☆ゆっくりお料理することができてとても楽しかったです。出来上がりのドキドキ感が良いですね!
☆・・・寒天そのものを間近に見たのは初めてで4才の娘も興味深そうにほぐしていました。…(略)…料理も素を使うと便利ですが、たまにはこういう風にちゃんと手作りで親子でトライしたいです。
☆4歳児ですが、ひとりで作業をしている小学生の子を見て、すごいな~と自分でする意欲も出て、とても楽しめました。味も美味しかったです。
☆普段オレンジは酸っぱいと食べない娘もおいしいと食べてくれました。ゼラチンよりも海草でできた体にいい寒天を、もっと、お菓子作りに活かしたいと思いました。
☆時間に余裕がなくて、家で、おやつ作りなどをさせてないので、息子は全部自分でできて楽しかったみたいです!!
※この事業は京都生協八幡エリア子育て応援クラブと共催で行いました。