1月24日(木) 八幡市生涯学習センターにて
NPO法人アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっとさん主催事業「アレルギーの学び舎@八幡市」に実施協力しました。
2回の講座の第1回の今回は
「食物アレルギーの子どもと支援」
講師はぴいちゃんねっと事務局長の小谷さん、
アレルギーっ子のお母さん、看護師、保育所の調理担当者、子育て支援者など、少人数ながら、いろんな立場の参加者がそれぞれの視点に立って、子育ての中でのアレルギーっ子との付き合い方や支援のあり方をいっしょに考えました。
今回は子育て支援者であるこどものひろばスタッフも数名、受講しました。
講座は最初に、
★アトピーと食物アレルギーの違いについて、食物アレルギーとはどんなことか、どんなものがアレルゲンとしてあるかを大まかに小谷さんからレクチャー。
混同されやすいが、重なる部分もありながら、実は原因が別の疾患、食物アレルギーは食物由来、アトピーは外因性の皮膚疾患だということをまず知りました。
その後、クイズ形式で普段食べている食品が除去食になるどうかを考えてみました。
そうしてクリアした食品群を見てみると共通点が浮かび上がってきました。
アジの干物や味噌汁(発酵食品は大丈夫な場合が多い)、ごはん、・・・・そう、和食なんです。
日本人が昔から食べていた和食が、栄養的にもバランスがとれ、余計な添加物がない優れた食事だということに気づきました。
食事療法は厳格除去からゆるやかな除去へ・・・・
治療の考え方も食事法もアレルギーについて研究が進むにつれ、年々変わってきているそうです。たとえば、過去には厳しい食事制限の指導がありましたが、最近では栄養面や子どもの成長発達を考えて最低限の食事制限という方向に変わってきているとのこと。
それぞれの子どもで症状が異なるので、必ず専門の医師と相談しながら、進めてくださいとのことです。
そのつぎに
ワーク①
グループに分かれてクリスマス会や料理教室、キャンプ・ハイキングなどのイベントシーンを想像しながら、そこで出てくる課題、それへの対処法を考えるワークをしました。
同じテーマでも当事者であったり、支援者であったり、立場が違うと出てくる課題が異なることが分かります。行事の内容によって、課題や配慮すべき点も異なります。
当事者からは、疎外感や「最初から無理だから参加しない」といった、生の声も出ました。
一緒に楽しく行事を行うには、募集の段階から、細かい配慮が必要なこと、また、コミュニケーションがとても大切だということを感じます。
ワーク②
2番目のワークショップは災害時について考えてみるワーク、
ここでは、非常時なので、ライフラインの確保が大問題、医療面での不安、普段から準備しておきたいことがつぎつぎとピックアップされました。
当事者が声に出して困っている状態を早く知ってもらうことも大事だそうです。
講座を終えて・・・・
当事者の立場になって、考えてみることが大切。
お母さんからはなかなか声に出して言えない、言いにくい現実、子育て支援者や周囲が気づくことで、支援が前に進みやすくなることを心にとめておきたいと思いました。
「アレルギーの学び舎@八幡」次回は
2月24日(日) 13:00~16:00 講師 青山 三智子先生 (京都府立こども発達支援センター小児科医長)
「食物アレルギーってなあに? 治療最前線」
・食物アレルギーについて、原因や仕組み、混乱されがちなアトピー性皮膚炎について正しく理解します。
・検査の仕方や治療(除去食・免疫療法など)の時期と進め方を学びます。
●受講料 500円
●保育あり ひとり500円 事前申込みが必要です
申込み・問合せは
特定非営利活動法人アレルギーネットワーく京都 ぴいちゃんねっと
℡ 075-982-3408 E-mail:office@allergy-k.org
ホームページ http://www.allergy-k.org
※京都八幡こどものひろばが窓口ではありませんのでご注意ください。
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