2010年11月9日火曜日

森のパワーをいっぱいもらった!

11月3日(祝・水)、絶好のハイキング日和。
「外遊び大好きハイキング」に行ってきました! まだ、高揚気分が続いています。
集まったのは全員で6名とさみしい数ですが、1年、3年、6年の男子、なかなか、いい顔ぶれです。
9時半すぎのバスに乗って、約20分、起点の虚空蔵谷で下車。歩き始める前にトイレをすませる。トイレを待つ間に、きのこの本と下見で撮ったきのこの写真をみせながら、「これは全部、ここで見つけたきのこやで。今からどれだけ見つけられるかな?きのこの種類はいっぱいあるから、違うのも見つかるかも」と子どもたちの気持ちをさりげなくつっつく。
さあ、準備はOK。出発だ。
コースに入ってすぐに、木立を見上げながら「あっ、むかごや」とお母さん。小さなむかご発見。
つづいて、「あっ、きのこ!」「あっ、かたつむり!」「あっ、かなへび!」「あっ、栗や!」とつぎつぎ発見する子どもたち。
「つちぐり」というかわいいきのこを見つけた。枯れ枝でつついてごらん!ポッとけむりが出たね。


めざす虚空蔵谷の滝探しコースの入り口にたどり着くまでに、もうたっぷりあそんだ気分になるが、おいおい、まだまだこれからが探検やで。(ここまで普通に歩くと5分もかからないが、すでに30分くらいは経っている)
そよ風幼稚園の横を下りて、虚空蔵谷川に入る。
かわいい石仏にどんぐりをお供えする一年生。かわいいね。途中のお不動さんにもおまいり。


足元の悪い根っこだらけのがけっぷちを歩いて、池のほうへ降りる。「こわかった。緊張して、かたまった!」歩き始めていきなりの難コース、ちょっとレベル高すぎたかな?

同じ道を戻って、今度は、沢のほうから同じ池へ回ってみる。
ざりがにがいるかな?さすがに寒くなってもういない、
が、淵に大量の小魚を発見!すごい、子どもの目はすごい!そうしているうちに、ざりがにも1匹。たまらないな、このわくわく感は。

今度は滝を探しに行こう。耳をよく使って、音のなる方へ進んでみてね。場所を教えずに、子どもたちが歩いて探してみる。次第に滝の音、ごろごろ石も次第に大きな岩になってくる。足場を確保するのがむずかしい。1年生大丈夫かな?
 谷川のせせらぎで笹舟流しをする、はやい!はやい!流れたよ!

「一の滝」に到着。
やったー!ピースサインで喜び表現のシーン。 
秘密の洞窟のようだ、見上げると高いところ、木立に縁取られて空が見える。
マイナスイオンいっぱいだね。

沢に戻り、再び、奥へ奥へと進む。流れはどんどん、巨石だらけに、足場も悪い。
一の滝をクリアできたら、自信がついた。足をどう置いたら、ぐらつかないか、次に進みやすいか、小さい子も自分で考えながら、工夫して前に進めるようになっている。大人は時々手を差し伸べるだけでOK。
 「二の滝」到着。
滝の上はどうなってるのか、興味津々、滝の脇をよじ登る。
滝探検はここまで。ここから先はスタッフも知らないから、次の機会に探険しようね。

滝探険は無事終わり、ぼちぼちお昼、おなかが空いてきた。
遊びながら歩きたい気持ちをぐっと抑え、次の目的地、竜王こどもの王国へと向かう。
ほどなく到着。受付でチェックインして、お弁当タイムです。


 
 1年生の彼。この日をとても楽しみにしてくれていたそうです。朝から、自分でおにぎりを作るほどの気合の入れよう。うれしいですね。
昼食には、スタッフ特製の即席味噌汁。乾燥ワカメと麩、ちくわをカップに入れて、出し入り味噌とお湯を注げばできあがり。アウトドア気分ばっちり。

昼食後はアスレチックをたっぷり楽しみました。
6年生が年下の子どもたちの面倒をしっかりみてくれて、上手に遊んでくれるので、小さなアスレチックでしたが、飽きることなく、探険とは又違った楽しみ方をしました。

 草すべりも・・・
虫が苦手な彼、同行の6年生のお母さんに教えてもらって、初めてトンボをつかみました。
うれしそうでしょ。

 なぜかこの帽子が気に入ったみたい。何度もとまりにくる。

ひとしきりあそんで、小さい子はそろそろ疲れも見えてきた様子に、
森を探険しながら、帰るかそのまま帰るか、子どもたちの意見を聞いて、探険しながら帰ることになりました。 
2時にアスレチックを出発。
尾根づたいにしばらく歩いて、森の中をうろうろする。
倒木の一本橋をおそるおそる渡ってみたり、
道に出たと思えば、又、山の中に入ってみたり、
帰り道もさんざん、好きな風に冒険しながら、帰って来ました。
細竹を見つけ、口に当てて音を鳴らして、笛の練習。一人が見つけたら、全員が見つけるまで、1年生ががっかりしないよう、6年生が一生懸命探して、丁度いい長さにしたのをくれたり、
この日初めて会った子どもたちでしたが、兄弟のように仲良くなりました。
行事の多い時期なので、少ない参加でしたが、逆にゆっくりペースで丁寧に子どもの好奇心と向き合うことが出来、タイトルどおりの「外遊び大好きハイキング」になりました
森と子どもからパワーをいっぱいもらって、この充足感はしばらく続きそうです。

思いっきり、沢山の冒険をして、森の中で子どもの口からでた言葉は、
「ぼく、ここにずっとおりたいな。毎日ここでいたいな。」
子どもの時間、大切にしたいです。

1 件のコメント:

  1. 写真がきらきらしてていいねぇ~
    二の滝の上流に、次は挑戦!!

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