2013年2月26日火曜日

食物アレルギー基礎知識を学びました!アレルギーの学び舎

2月24日(日)は
NPO法人アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっとさん主催事業
出張アレルギーの学び舎@八幡 第2回目講座でした。

 
「食物アレルギーってなーに?治療最前線」をテーマに
講師の上原久輝先生(田辺中央病院小児科医員)から、みっちり3時間、しっかりと学習しました。

今回は次の内容をていねいに教えていただきました。
1.食物アレルギーを引き起こすメカニズム
2.食物アレルギーアレルゲン別の症状と対応
3.アレルギーの治療について(食事療法、薬物治療、その他最新治療法など)
4.アトピー性皮膚炎について(混同されやすいが基本的には異なる病気、症状と治療)

ぴいちゃんねっと事務局小谷さんから講座の流れを紹介
上原先生(小児科医です)


どれも地味な写真でしょ。
皆さん、集中してお勉強され、部屋の空気はぴりっと張りつめております。その雰囲気つたわりますでしょうか?
こどものひろばのスタッフも研修を兼ねて参加しました。
(ブログ担当の私も勉強に一生懸命で皆さんの表情をとらえることができません。)

後の質問コーナーでは保護者の方からの食物負荷試験検査についてや現在使用中の薬についてなど具体的な質問がでていました。

学んで特に気をつけてお母さんにお伝えしたいなと思ったのは
食事療法やお薬の使い方、スキンケアなど、どれも、必ず医師と相談して、指導の上ですすめることが必須だということです。

例えば、
食事療法。今は栄養面、発達面を考慮して、食べられるものは食べる必要最低限の除去、つまりアレルゲンに対して数値が出ていても食べてみて反応が出なかったら、食べてもいいという考え方。一方で過剰な不安から、できるだけ除去したいと思っている当事者がいます。が、自己判断で除去するのではなく、医師の指導の下で食事療法をすることが大切。

おなじようにスキンケアでもステロイドは怖い薬のイメージが先行しがちです。が、決してステロイドが怖いのではないことを科学的に説明いただき、とても納得できました。上手に薬を使うこと、また、皮膚のコンディションを先ず良い方向に持って行くことがその後の皮膚症状を長引かせないだけでなく、アレルゲンや食事療法を判断するうえでも大事なことだということも知りました。


そのほか、「治療最前線」とタイトルにある通り、
学んだ内容はかなり詳しい、新しい情報、治療法。不用意にここに書いて、混乱されないように、あえて詳細は書きません。
とにかく、知る事って大切!
こうして、詳しく学ぶことで、あいまいに不安を感じていたり、疑問だったことへの正しい知識が得られました。

今回教えていただいた食物アレルギー、アレルゲンもいっぱいあり、それぞれの症状も異なる、となると、当事者の方々は生活するうえで、身体的、物理的だけでなく、心理面での負担もかなり大きいことでしょう。
この講座を共催させていただき、こどものひろばでこの後、どのように活動に反映していくことができるか、考えていきたいと思います。

みなさんも、また、学ぶ機会があればぜひおすすめします。
また、食物アレルギーのお子さんがいらっしゃる方で不安な方がいらっしゃれば、いつでもおはなしを聞けますよ。一緒に考えましょう。


※この事業はNPO法人アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっとの主催事業にNPO法人京都八幡こどものひろばが共催、実施協力させていただきました。


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