2011年4月16日土曜日

さくらげきじょう

さくらの季節のお楽しみにしようとやわた人形劇連絡会と一緒に取り組んでいる「さくらげきじょう」

第3回目の今年は、4月9日(土)の午後、
人形とおはなしの会まあるさんを招いて、「おまつりのよる」を楽しみました。
(報告写真が全体的にピンボケです<(_ _)>)



東日本大震災から一月足らず、企画する方もこの時期の開催に少し戸惑いを持ちつつも、こんな時期だから、子どもたちに明るく楽しい舞台をプレゼントしたいと願っての開催です。
参加を心配しましたが、当日は子ども会や学童の子どもたち、小さな子ども親子連れ、昔子どもだった皆さんももちろん、多くの方が集まってくださり、130名を超える参加になりました。ありがとうございました!

今回出演いただいた「人形とおはなしの会まある」は1988年に結成、主に京阪神の保育園、幼稚園を中心に、人形劇やおはなしの公演をしています。劇団の名前「まある」はスペイン語で「海」という意味、海のように大らかで豊かな作品を創りたいというのが劇団の願いだそうです。



さて、舞台は

最初に「たまねぎちゃん じゃがいもちゃん にんじんちゃん」
おっとりやわらかな語りとハモニカの効果音にさそわれて、
おっとりしたじゃがいもちゃん、しっかりもののたまねぎちゃん、せっかちのにんじんちゃんのトリオのやり取りが絶妙で、会場のみんなは大笑い。しんみりするシーンでは会場全体がしんみりと、最後のハッピーエンドに会場全体もほっと和やかに。

次の作品を準備する間に 今度は手遊び。だれもがしっている手遊び歌「お弁当箱」
ぞうさんのおべんとうばこは巨大な、巨大なおべんとう。ダイナミックなアクションつきで雷のように大声で。
ありさんのおべんとうばこはちっちゃな、ちっちゃなゴマ粒ほどのお弁当。きえいりそうな声でかわいらしく。
見事なパフォーマンスです。


ふたつ目の作品は「おまつりのよる」
まだまだ上手に化けられないこぎつねの兄弟のおまつりへの憧れがとても身近に感じられる作品。

おまつりの場面では、「みんな、お祭りで何が好き~?」ときかれて、「金魚すくい!」「ソフトクリーム!」と子どもの声。すっかり、おまつりのその場にいる気分。
おまつりの屋台売りの口上がめちゃめちゃ楽しい。首から掛けた箱から、次々にいろんなものがでてきて、たこ焼きやさんになったり、綿菓子やさんになったり、・・・・魔法のような仕掛け箱に、びっくりして、口をぱっくり開けっ放しの子どもたち。夢がいっぱい、入っていました。

そんな雰囲気で、こぎつね兄弟と一緒に、おまつりのよるを楽しんだ、ほんわかあたたかい、そしておとなにとっては郷愁をおぼえる素敵な人形劇でした。


公演を終えて、劇団の方とスタッフの反省会では、とても大きなつらい事が起こったこの時期だから、「観よう!楽しみたい!っていう姿勢が演じる方に伝わってきた。」「親子が一緒にいる時間を大事にしようという気持ちを強く感じた」という感想がでました。
毎年、集客で悩むさくらげきじょうですが、今年は良質の作品を届けることの大切さを実感するとてもよい取り組みが出来たと思います。


感想から、少しだけ紹介・・・・・
☆本当に面白い人形劇で、子どもについてきた私のほうが楽しませて頂いたくらいでした。内容もシンプルでわかりやすくて、親しみやすくて、とてもよかったです。声の表情の変化がすばらしく面白かったです。♪お弁当箱の歌も、ものすごく笑ってしまいました。本当にありがとうございました。いっぱい笑わせて頂きました。
☆初めて子どもと人形劇を見に来ましたが、楽しくとてもよかったです!!
☆にんじんちゃんとじゃがいもちゃんの人形は 性格が出て感動しました。母音の表現だけでも生き生きと楽しい気持ちになれました。
☆今日は久しぶりに笑って楽しかったです。
☆子どもたちは幸せになるという終わり方が本当にうれしいのだとつくづく思いました。
・・・他にも沢山感想を頂きました。

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